しんしのたしなみ

30歳からのおしゃれなファッションと生き方について

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Dolce&Gabbanaの2017SSコレクションを見て思うこと

 僕なんかは結構ミーハーなので、その時々の流行り物にすぐ手を出してしまいます。僕が大学生の頃なのでおよそ12年前くらいでしょうか。当時好きだったブランドの一つがDolce&Gabbana通称ドルガバです。

 東京に出てきたばかりの僕はとにかくモテたかったので、よくわからないけどちょっとちゃらい格好をすればいいと勘違いしていました。しょせん田舎から出てきたばかりの大学生はそんなものだと思います。その結果、ドルガバに手を出すことになりました。ちなみに当時はこんな変身ベルトみたいなベルトを買ったりしていました。今思うとなんでこれがよかったのかわかりません。

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 そんなドルガバさんの2017年春夏コレクションを見た感想を書いていきたいと思います。

まずはドルガバさんのおさらい

  Dolce&Gabbana(ドルガバ)はイタリアのブランドで、デザイナーはドルチェさんとガッバーナさんです。イタリアらしい華やかな色使い、そしてゴージャスなデザインに特徴があります。

 日本では、2000年代初頭にブレイクしました。特にベルト、デニムあたりが売れ筋だったように思います。また、セカンドラインのD&Gも人気でした。

 しかし盛者必衰の理がドルガバさんを襲います。2010年にはD&Gが日本を撤退します。その後軽くブームは去って、店舗の数も減少してしまいました。

現在のドルガバさん

 話は戻って、2017SSをみて驚いたことなんですが、価格です。

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T-Shirts & Polo - COTTON T-SHIRT WITH PATCH

 たとえばこれ、85,000円です。

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Dolce&Gabbana #THEREALFAKE T-shirt - T-SHIRT WITH PRINT "IO C'ERO" IN JAPANESE

 レディスですが、この何かの冗談かと思うようなTシャツ、178,200円です。冗談じゃないですよ!

 人気が無くなってきた2010年以降、ドルガバさんの価格が全体的に高騰したような気がします。人気が無くなったから価格を上げたのか、価格が上がったから人気が無くなったのかは定かではありません。

 僕が好きだった、10数年前に比べて現在はおよそ2倍弱の価格設定になっているように感じます。例えばデニムなんかも10万円前後のものがほとんどです。昔は6万円とかだったと思うんですけどね・・・。

ドルガバさんはどこに向かうのか

 やはり、昔好きだったブランドの迷走というのには寂寥を覚えます。迷走って言っちゃいましたけど、正直ドルガバは迷走していると思います。価格設定がおかしいです。ドルガバさんは昔から変わらぬコンセプトである点は非常に好感が持てます。今でもたまに欲しい服が出てきます。しかしこの価格帯で買おうとは思えないです。

 もう一度ブランドの経営、プライシングを考え直し、(とはいえ一度あげた価格を下げるのは難しいですが)黄金時代を復興して欲しいものです。

 

良い値決め 悪い値決め ―きちんと儲けるためのプライシング戦略

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