イタリー製の服は本当に品質がいいのか
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服を選ぶうえで、どのブランドのものか、デザイナーはだれか、といった要素は非常に重要です。ただ、どこのブランドかわからない、デザイナーも知らない、だけど「イタリー製だからきっといい服に違いない」「イタリー製だから多少高くてもしょうがない」、と謎のイタリア崇拝は、誰もが通る道です。
果たして本当にイタリー製のものは高品質なのでしょうか。検証していきたいと思います。
イタリアについて知ろう
イタリアはヨーロッパにある、長くつの形をした国です。ご存知の通り。面積は約300,000㎢で日本よりすこし狭く、人口は約6億人で日本の半分です。
イタリアの経済規模は世界9位だそうです。主要な産業は、ファッション、車はもとより化学製品、食品です。世界に名だたるラグジュアリーブランドのうちかなりの割合がイタリア生まれです。ファッションで言えば、グッチ、プラダ、アルマーニ、ドルガバなど、車で言えば、フェラーリ、ランボールギーニ、マセラッティなどが有名ですね!
また、イタリアが抱える問題として南北格差があります。ミラノ、トリノ、ジェノバを結んだ三角形をイタリアの工業三角地帯といいますが、これらはすべて北部に位置します。それに対して南部は農業が中心で、南部と北部に経済格差が生じている状態です。
いったい何の話か訳が分からなくなってきました。
イタリアとファッション
イタリアはもともと、革などの素材の加工に秀でていました。さらに、昔はフランスやイギリスといった大国の下請けとして服を作っていた歴史もあります。イタリアにおいて、ファッションが興隆したのは19世紀でした。その後ミラノコレクションが開かれるようになり、グッチやアルマーニといったブランドが台頭してきました。
ざっくりこのような歴史から、特に革の加工や裁縫技術において世界トップレベルの技術を有しているのです。
さて、イタリー製の服の品質は?
結論から言ってしまうと、イタリー製の服の品質はある部分においてはトップレベルです。例えばジャケットやシャツのカッティング、レザーの加工技術など。これらにおいては歴史がものをいい、他の追随を許さない品質を誇ります。
ただ、品質というものを丈夫さと考えたとき、同価格帯においてイタリー製よりも日本製のほうに軍配が上がるのではないかと思います。だいたいにおいて、イタリア人は適当です。ワイン飲みながら仕事しているような連中です。(多分)高品質な新素材の開発においても、日本が世界のトップを走っています。また、中国製も捨てたもんじゃありません。各ブランドが中国に工場を持ち、標準化を行った結果、中国の工場の生産レベルもかなり向上しています。
結局・・・?
以上のように、イタリー製は確かに高品質です。ただ、罠があるので注意しましょう。たとえば、服を作る工程において最後のほんの少しの加工だけをイタリアで行ったとしても、イタリー製と表示することができます。こうやってイタリー製と表示すれば、イタリーを盲目的に信じるあほな人をだますことができるというわけです。
あほにはならないように気を付けたいものです!