しんしのたしなみ

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【ブックレビュー】今月読んだ本3冊を紹介しますのコーナー 2月編

 今月は28日しかないので短いです。今月は読書があんまり捗っていなくて、2.5冊くらいしか本を読んでいません。2冊読んで3冊目の途中ということです。

 それでも3冊読んだことにして、読んだ本のレビューをしたいと思います。

 今月読んだ本は、「一色さゆり著 神の値段」、「東直己著 探偵はバーにいる」、「穂村弘著 もしもし、運命の人ですか。」です。毎度ですが、脈絡のない本の選択です。

今月の1位 もしもし、運命の人ですか。

 珍しくエッセイを読んでみました。男性の恋愛に関するエッセイ本です。おそらく妄想が好きな著者が恋愛に関して妄想や分析を繰り広げる内容です。男性なら一つは「あるあるー」と共感してしまう内容だと思います。

 「性的同意点」とか「好意の数値化」とかそんなタイトルの話が入っていますが、このタイトルだけでも何となく面白そうな気がしますよね。

もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

もしもし、運命の人ですか。 (角川文庫)

 

 

今月の2位 神の値段

 これはミステリ小説です。2016年の第14回「このミステリーがすごい大賞」の大賞受賞作品です。

 あるギャラリーのオーナーの死の謎を通じて、美術界の内幕を描いた作品です。

 絵画の値段はどのように決まるのか、アーティストとはどのような存在か、という美術界の裏側というべきものが書かれています。

 そういうあまり知ることのない美術界の裏側について知れるのは非常に面白いのですが、正直ミステリとしては物足りない印象を受けました。

 犯人探しとか、トリックとかそういうのを求めて読む小説ではないかな、という感じです。

【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段

【2016年・第14回『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作】 神の値段

 

 

今月の3位 探偵はバーにいる

 これは、北海道を代表する大スターであるところの大泉洋主演の映画「探偵はbarにいる」の原作小説です。今度また映画化するらしいので、原作小説を読んでみました。

 ややこしいのですが、映画の「探偵はbarにいる」の原作は、この探偵シリーズの2作目の「バーにかかってきた電話」です。

 一連の探偵シリーズの1作目であり、直接映画化はされていないのがこの「探偵はバーにいる」です。

 ハードボイルドな探偵が行方不明の女子高生を探すといった内容です。その人探しの最中でやたらとウイスキーをあおり喧嘩をして、若干の謎解きがあり、軽いどんでん返しがあり、って感じです。

 感想を一言で言ってしまえば「長い」。あと北海道弁がくどい。僕は北海道生まれで北海道育ちですが、そんな北海道弁使わないだろ、と思ってしまうくらい北海道弁がくどい。

 舞台となるススキノの雰囲気とか、おそらくバブル期くらいの時代感とかそういうのは伝わってきて、それはいいんですけど、全体的に余計な言い回しが多く、冗長な印象を受けました。

 映画を楽しみに待ちましょう。

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

 

  以上が、今月の3冊でした。

 そういえば、本があまりにも家に溜まってきたので売りました。20冊くらいで3,000円くらいで売れました。思っていたよりも高く売れて良かったです。