【働き方】有能な怠け者になるためにはどうすればいいか
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ドイツ陸軍を再建したハンス・フォン・ゼークトのセリフに以下のようなものがあります。
「有能な怠け者」は有能であるが故に事の是非を決することができる。
そして、怠け者であるが故に他人を用いて任せることもできるので上に立つ者として最適である。
「有能な働き者」は事を判断することはできるが、働き者であるが故に他に任せきることができない。
よって、上に立つよりも参謀として輔佐する立場が適当である。
「無能な怠け者」は自分で判断できないし、自ら動こうともしない。
よって、命ぜられたことをそのまま遂行する立場に適任である。
「無能な働き者」は自分で適切な判断もできないのに、勝手に動く。
これは、余計な事をして迷走する者である。
働き方についてのセリフです。僕なんかは仕事に対するモチベーションが地の底よりも低いので「働き者」になろうという気は全くありません。なるべく働かずに生きていたいです。
かといって「無能な怠け者」であるという認識を持たれるのは嫌です。普通の会社であれば、「無能な怠け者」という認識を持たれるのは、出世や給料に響きますし、上司からもよく思われません。
やはり「有能な怠け者」を目指しつつ、「有能な働き者」と思わせることが、なるべく働かず楽に生きるためには適切であると思います。
今回は「有能な怠け者」を目指す働き方をご紹介したいと思います。
有能である(と思わせる)方法
まずは有能である(と思わせる)ために必要な事を考えてみました。
適切な人間関係の構築
まず明るく元気で憎めないキャラクターを演じることが大切です。
役職者と仲良くなっておき、話しやすい関係性を作っておくと便利です。面倒くさい飲み会も多少は参加しておくことで、人間関係を構築します。
コミュニケーションを取れる人間かそうでないかは、会社内において有能かどうかの大きなパラメータです。
有能な人に有能と思われる
有能でもなく、社内でのプレゼンスも低い人に有能だと思われても無駄です。有能であり、社内で一目置かれている人に有能だと思われましょう。
こういう人から仕事を任されたときは優先して全力で取り組みましょう。
判断力を持つ
全ての事柄に対して、「どうすればいいですか?」と聞いてくる人はうざいです。判断に対して責任を持つのが嫌なことが見え透いています。
事の重要度を理解した上で、ある程度は自分で判断することが有能な人の条件であると思います。
論理的な思考力
論理的であるとは、例えばある問題が起こり原因を推測する際に、筋道を立てて確からしい原因を導けるかだと思います。
論理を展開できること、それを説明できることはわかりやすく有能さをアピールできます。
構造理解力
新しい仕事を理解するときに、重要となる部分を素早く把握することや、全体像のざっくりとした把握が行える能力です。
理解が早ければ、仕事自体も早く終わらせることが可能です。
こういう理解が早いと有能ですよね。
他にも色々あると思いますが、ここらへんを押さえておく(押さえておけていると思わせる)ことで有能と見られることができるのではないでしょうか。
働き者に見える怠け方
なるべく怠けたい!でも怠けていると思われたくない!
そのための方法を考えてみました。
期待値コントロール
全てはこれに尽きます。
例えばある仕事を依頼されたとしましょう。それで「どれくらいでできる?」と言われたときに、頑張ったら3日でできるかなと思ったとします。
そこで、相手がどれくらいで終わらせてくれたらいいなと思っているかを推測します。1週間くらいかなと思ったら、「5日でできます。」と答えます。
そうすると、3日で仕事を終え、2日サボることができますし、相手も5日で終わらせたなら上出来とほめてくれます。
相手の期待値を読む技術が大事です。これはトライアンドエラーで精度を高めていきましょう。
いろいろな人や部署から仕事を受ける
要は、どれくらいの仕事を抱えているかを他人からわかりづらくすることで、なんとなく忙しそうに見せることができます。
本当に忙しいときは「忙しい」という勇気も併せて持ちましょう。
仕事にメリハリをつめる
先に述べた、有能な人からの指示であったり、早く終わらせられる仕事は迅速に終わらせましょう。そしてめんどくさそうな仕事は後回しにしましょう。
また、たまにやる気スイッチが入るときもあると思いますので、その時にいっぱい働きましょう。
以上が働き者に見える怠け方です。
仕事が好きなら頑張って働くこともいいのですが、そんな人も多くはないでしょう。とは言っても働くことを辞めることもできないですし、「有能な怠け者」を目指すのもいいと思いますよ。