しんしのたしなみ

30歳からのおしゃれなファッションと生き方について

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転売は是か非かという話

 最近はNINTENDO SWITCHが人気ですね。

 僕も先週末、朝早くから池袋の電気屋に並んで抽選に参加して、挙句外れるという悲劇に見舞われました。

 並んでいて思ったのは、飛び交う外国語の多いことです。

 日本の池袋も国際化が進んだなと関心するわけもなく、そこにいるのは多分中国からやってきたいわゆる転売ヤーという人々ばかりで、うんざりでした。

 今回はそんな転売ビジネスについて考えてみたいと思います。

      

転売で儲かるもの

 2017年7月に転売して一番儲かったのは、Louis Vuitton×Supremeの商品ではないでしょうか。ボックスロゴのTシャツは定価6万円ですが、取引値は30万円まで上昇しています。

 もちろんこの商品を買うためにお店に入るためには抽選が行われ、限られた人しか買うことができませんでした。

 それ以外に通年で転売しやすいのが人気アーティストのチケットでしょうか。最近は本人確認が厳しくなっていますが、いまだに転売はなくなりません。

 さらに今話題のNINTENDO SWITCHです。こちらは定価3万円の本体が約5万円で取引されています。

需要と供給

 経済の基本ですが、価格は需要と供給の均衡によって定まります。超過供給は価格下落を引き起こし、超過需要は価格上昇を引き起こします。

 定価以上の価格を支払っても欲しいという人がいるからこそ、定価以上での供給があるわけです。

 例えば人気商品を買う場合、朝から並ばなければいけなかったり、パソコンの前に張り付かないといけなかったり、それなりの苦労をしなければいけません。

 ちょっと小金持ちで、その苦労を人にやってもらう対価を払える人にとっては転売している人から買うのも合理的な判断だとは思います。

 もっとも大金持ちだと、デパートの外商やら、業界の人とのコネとかで買えちゃったりするんでしょうけどね。

転売の是非

 所詮この世は資本主義経済かつ自由主義なわけで、法律に違反するわけではなければ、誰が何を買い、何を売るのかは自由です。

 そういった意味では転売をする人を否定することはできません。何が悪いと言われれば、何も悪くありません

 さらに言えば、金さえ払えば売ってくれる人がいることは、ある意味商品が入手しやすくなるとも言えます。

 

 ですが、、本当に欲しい人にとっては許せないですね。気持ちとしては。

 こいつらのせいで、買うための倍率が上がり、欲しい人が定価で買うことが困難になってしまっています。

撲滅は可能か

 僕が考える、転売撲滅のためにできることはこちらです。

 ①供給量を増やす

  例えばNINTENDO SWITCHなんかはだいぶ供給が安定してきたため、転売価格は下落中です。誰でも買えるだけの量があれば、転売は成立しません。

 ②公式オークションの実施

  チケットなんかは、一定枚数オークションに出すのがいいのではと思います。お金を出しても欲しい人が買えるマーケットも公式で整備してしまいましょう。

 ③転売できない商品づくり

  例えばチケットの本人確認もそうですが、ブランド物の限定商品には必ず本人のイニシャルを刻印して販売するとか、転売で売れにくい商品づくりもいいかもしれませんね。

 

 以上、池袋でSWITCHが買えなかった僕の転売についての意見でした。