【必要なのは】改めて振り返る雑誌LEONの魅力【お金です】
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みなさん、ファッション誌読んでいますか?
雑誌業界の不況が叫ばれて久しく、多くの雑誌が休刊やら廃刊やらに追い込まれていますが、それでも力のある雑誌は生き残っているのです。
メンズファッション誌の雄といえば、はやり外せないのはLEONでしょう。
今回はLEON4月号を見ながら、改めてLEONの魅力を振り返ってみましょう。
改めてLEONとは
メンズファッション誌です。40代とか50代とかそれ以上のそれなりに勘違いしたおじさま向けのファッションとライフスタイルを提案しています。
ジローラモさんを師と仰ぎ、イタリア人こそ世界最高の人種であると信じて疑わない人向けの雑誌です。
キャッチフレーズがすごい
まず、有名なキャッチフレーズ。
必要なのは"お金じゃなくてセンス"です!
ふむふむ。なるほど。いいこと言いますね。
そして今月号のテーマがこちら。
いまどきリッチはココが新しい
・・・・・・・・。
さらに、
PM10:30からのヨコシマ二軒目BARアドレス
うーん。おじさんはだれと行くのかな?不倫を推奨しているのでしょうか?
このように、秀逸なキャッチコピーが表紙をにぎわせます。
さらに、謎の4文字略語がイケています。
例えば、ラグスポ。ラグジュアリースポーツの略です。これくらいはまだ序の口。
最頻出ワードはイタオヤ。イタリアオヤジの略です。なんかしっくりこない。
あと、ゆるテロ、ドレポロ、ジレパン、タフスポ、どこ連れ、シメシャンなどなど
モデルは全員外人
ダサい日本人などモデルに使いません。雑誌に登場するモデルは全員外国人です。
主な読者であるところの日本人に似合うかどうかなんて関係ありません。なんとなくおしゃれな雰囲気が出てればいいんです。
例えば、ハイテク時計にピンキーリングの組み合わせが提唱されています。HUBLOTの時計にFredのピンキーリング(金でダイヤきらきら)の組み合わせが載っていますが、会社の重役がこんなんしてたらぞっとします。
あとたまに30代くらいの外国人も出てきます。これはよくわかりません。
なんか全体的に統一感がない
ラグスポがモテると書いてあったと思ったら、タフスポがいいと書いています。
黒がいいとかネイビーがいいとか白がいいとか、可愛げな柄がきてるとか、茶色が次の流行とか、雑誌全体的にバラバラです。
時計はリシャールミル、ロジェデュブイなど1千万円を超える時計、アクセサリーも最低数十万円のものしか載っていません。ですが、SHIPSの1万円のニットとか2,3万のブルゾンとかも載っています。
でもいいんです。そういう細かいところを気にする雑誌ではないんです。
Fashion is entertainment
結局、こんな雑誌の言うことを鵜吞みにしないセンスが必要なんでしょう。そんなことを皮肉的に表しているのが、
必要なのは"お金じゃなくてセンス"です!
という言葉なのです。とても深いお言葉です。
キャッチフレーズしかり、着こなししかり、この雑誌はエンターテインメントに溢れています。言うなればファッションショーのコレクションラインみたいなものです。
ここから現実にどう落とし込めるかがセンスの見せ所です。
ちなみにぼくの父はこの雑誌を愛読しています。